遺品整理と特殊清掃は何が違う?特殊清掃が必要になるのはこんな時!

公開日:2022/02/01

家族や身内が亡くなった後、その故人の住んでいた部屋を片付ける必要があります。このような故人の部屋の片付けは「遺品整理」と呼ばれますが、その遺品整理に加え「特殊清掃」も行わなければならないケースもあるといいます。遺品を整理することも清掃も、同じことのように思えますが実は異なるもの、その違いについて詳しく解説していきます。

特殊清掃とはどのようなもの?

特殊清掃は、通常の清掃では落とせない汚れや臭いを除去し原状回復させる作業です。孤独死や自殺、事件により、亡くなってから発見されるまでが遅れた場合、室内は臭いが充満し体液や血液などで床や家具などが汚れ、通常の清掃では原状回復することが難しいものです。特殊清掃では主に次のような作業を行います。

消毒作業

消毒は最後に行うのではなく、まず清掃に取り掛かる前に行います。これは感染症予防のための作業になります。

不用品の処分

室内の不用品、家具や家電などを運び出します。

特殊清掃

床や壁しみついて取れなくなった血液や体液を、特殊な洗剤で取り除きます。長期間ご遺体が発見されず、床下まで汚れが染み込んでしまうこともありますが、そのような場合は畳やフローリングをはがすこともあります。

害虫駆除

特殊清掃が必要になる部屋は、死臭や汚れだけでなく害虫の大量発生も多く確認されるものです。ウジやハエ、ゴキブリなど、見えるものだけでなくそれ以上繁殖しないように元からしっかりと駆除します。

消臭

一般的な消臭剤で死臭を消すことはできません。特殊な薬剤や機材を使用して、臭いの元である成分を分解し徹底的に消臭します。

遺品整理と特殊清掃の主な違い

遺品整理と特殊清掃の、主な違いについて見ていきましょう。

遺品整理とは?

亡くなった人が住んでいた部屋にあるもの、家具や家電や日用品、衣類などのほか、現金や通帳、貴重品なども含め、持ちものを整理するのが遺品整理です。遺族が相続したり形見として保管するものを選別したり、不要なものはゴミとして処分したりする、遺品の片付けが中心となる作業です。もちろん、遺品を片付けた後で室内の清掃も行うことになりますが、それが「特殊」なものであるとは限りません。

特殊清掃とは?

特殊清掃は、一般的な室内の清掃とは違い、亡くなった人の部屋を専用の器具や洗剤を用いて清掃するもの、孤独死や事件現場となったような凄惨な状況の部屋を清掃する作業になります。このような特殊清掃が必要となる部屋の場合、遺族はもちろん一般の清掃業者では物理的にも心理的にも対応することが難しいものです。

近年、核家族化が進み単独世帯が増えていることから、孤独死も珍しいことではなくなり、特殊清掃業者への依頼も増えてきているといわれています。

特殊清掃が必要なのはどんな時?

特殊清掃が必要になるのは、次のようなケースです。

孤独死

最近増加している孤独死が原因で、特殊清掃が必要になることは多いです。一人暮らしであっても、亡くなってからすぐに発見されれば、特殊清掃の必要はほぼないといわれています。しかし、発見が遅れることで長期間ご遺体は放置されてしまい、腐敗が進み床や壁、家具などに汚れや臭いがしみついて、一般的な清掃では原状回復が難しくなってしまうのです。

自殺・事件

自殺や事件などで亡くなった場合、どのようなケースであっても遺族は現場となった室内に入ることをためらってしまうでしょう。原状回復が難しいのはもちろんですが、心理的にも辛いことから、特殊清掃を専門に行うプロに任せることが一般的です。

ゴミ屋敷

いわゆるゴミ屋敷、生ゴミなどが溢れかえっているような家の清掃は、孤独死などのケースではなくても原状回復は難しいでしょう。床や壁などの汚れ、悪臭、害虫はもちろん、大量のゴミの処理もあることから、ゴミ屋敷もかなり厄介ですから特殊清掃が必要になります。

遺品整理・特殊清掃を依頼する業者選びのポイント

遺品整理・特殊清掃を請け負う業者には、対応がきちんとしている優良業者もいれば依頼したことを後悔してしまうような業者もいます。後悔しないための、業者選びのポイントについて説明しましょう。

問い合わせ時の電話対応は?

遺品整理や特殊清掃を依頼する際は、すぐに依頼するよりもまず問い合わせていろいろと質問してみることをおすすめします。どのような内容でおおまかな費用はどのくらいなのか、どこまで作業を行ってくれるのかなど質問し、丁寧に答えてくれるかスタッフの対応をチェックしてください。

曖昧な受け答えしかしてくれないか、言葉遣いも社会人としてどうなのか首をかしげるようだと、実際に部屋で作業を行うスタッフの対応も期待できない可能性があります。

無料で見積りをしてくれるか?

見積りは無料であることが、よい業者の条件です。もし見積だけなのに料金が必要だといわれたら、その業者は要注意、依頼は避けた方がよいでしょう。見積りを依頼する時は、料金がかかるのか、無料なのかを必ず確認してください。

作業実績があるかどうか?

遺品整理や特殊清掃は、経験を積んだ実績のある業者に任せることが大切です。業者のホームページを確認すると、作業実績や作業件数などが記載されていることが多いですから、それらを確認することも、よい業者選びにつながります。

作業内容をしっかり確認する

遺品整理や特殊清掃を依頼する場合、業者によって可能な作業が異なるので注意が必要です。たとえば、特殊清掃を依頼したら床や壁の清掃自体は行ってくれたけれど、最後の消臭や脱臭については作業内容に含まれていない場合もあります。そうなると、また別の業者に作業を依頼することになり、二度手間で時間もお金もかかる可能性があります。依頼する際は、どこまで作業を行ってくれるのか、自分が希望する作業が含まれているのかを、しっかりと確認してください。

 

遺品整理と特殊清掃は別もの、業者は異なる作業を行います。遺品を片付けるだけなら遺品整理業者に依頼し、一般的な清掃では原状回復が難しい部屋なら特殊清掃業者に依頼しましょう。中には遺品整理と合わせて特殊清掃も依頼できる業者も存在しますから、遺品を整理することが困難な状況の部屋であるなら、そのような特殊清掃も依頼できる遺品整理業者に相談・依頼してみてください。

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