遺品整理では見積もりを必ず取ろう!見積書のチェックポイントは?
遺品整理を専門業者に依頼するのであれば、見積書は欠かせません。しかし、見積書のひな形や見積もり方法などは、業者によってバラバラで、どのように確認すればよいのか分からないといった場合が多いようです。そこで今回は、遺品整理の見積書のチェックすべき項目や見積もり依頼する際の注意点について、詳しく解説していきたいと思います。
見積書は大切な役割を持っている
見積書は、単に金額を確認するだけのものではなく、依頼内容や条件などを業者と整合するための大切な役割も持っています。
依頼内容が伝わっているか
見積書には、「いつ」「何を」「どのように」「いくらで」が記されています。こちらが依頼した内容に沿っていない場合は、業者に問い合わせて、お互いの認識に食い違いがないかを確認しておきましょう。依頼内容や条件をしっかり整合・把握しておくことで、他社との比較もしやすくなり、結果、値下げ交渉も可能になるかもしれません。
見積書をもらったらチェックすべき箇所
では、実際に見積書をもらったら、どういった点をチェックすればよいのでしょうか?1つずつ確認していきましょう。
内訳の項目でわからないものはないか
人生の中で、遺品整理サービスを利用することは、そう何度もありません。そのため、見積もり内訳の中に聞きなれない項目や作業内容があっても不思議ではないでしょう。分からない項目があれば、あやふやにせず業者に確認するようにしてください。よくわからないまま作業を進めてしまうと、トラブルの原因になってしまいます。疑問点はすべて解決してから契約しましょう。
追加料金が発生する可能性はあるか
遺品整理の見積もりを依頼すると、不用品処分やハウスクリーニングまでがセットになっている場合があります。そういった場合、すべてが込々で追加料金が発生しないように思われるかもしれません。しかし、当日に思わぬところから不用品が出てきたり、物を動かしてみると思った以上に汚れていたりして、追加料金が掛かってしまうことはよくある話です。
見積もりの時点で、荷物を移動しながら隅々までをチェックすることは難しいため、作業してはじめて正確な不用品の量を把握できます。物置や押入れが多い場合は、業者にチェック漏れがないか確認しておくとよいでしょう。また、消火器やガスボンベ、灯油等の引火物は処分に費用が掛かるため、事前に業者に伝えておくことで、大幅な費用追加を避けることができます。
日程の確認
作業日の確認はもちろんのこと、支払日の確認もしておきましょう。遺品整理業者への支払いは、作業が完了してから行うのが一般的です。前払いを要求してくる業者は、料金を持ち逃げするような悪徳業者の可能性もあります。注意しましょう。
金額に納得にできない場合
見積金額に納得できない場合は、業者に納得できない理由を直接伝えてみてください。信頼できる業者であれば、「なぜ、この金額になるのか」を丁寧に説明してくれるはずです。逆に、うまくごまかそうとしていると感じるのであれば、悪徳業者の可能性が高いため、遺品整理の依頼はやめておきましょう。
見積もりをしてもらう際の注意点
ここでは、業者に見積もりをしてもらう際の注意点をいくつか解説していきます。
訪問見積もりを依頼しよう
遺品整理の見積もりは、基本的に業者が訪問し、現場の状態をみて見積金額を出します。「どういったものがあるのか」や「どの程度の量が残っているのか」を実際に見て、正確な見積もりをするためです。前述した通り、見積もりの段階で、すべての不用品を移動しながら確認していくのは困難で、当日になって追加料金が発生してしまう場合もあります。
しかし、見積もりと支払金額が大幅に変わることを防ぐためには、訪問見積もりが有効といえるでしょう。また、実際に訪問してもらうことで、担当者の対応や人柄もみることができます。
複数の業者から見積もりを取ろう
複数の業者から見積もりをしてもらうのは、面倒に感じるかもしれません。しかし、いろいろな業者の見積書を比較してみることで、価格が適正か確認できます。明らかに1社だけ高い、または安いといった場合は、業者に理由を聞いてみましょう。「安ければ安いほどよい」というわけでもないので、作業内容と金額が見合っているのか、しっかり確認することをおすすめします。
いかがだったでしょうか?今回は、遺品整理の見積書のチェックすべき項目や見積もり依頼する際の注意点について、詳しく解説してきました。遺品整理は、人生で何度も経験するものではないため、分からないこともあるかもしれません。そういった場合は業者にきちんと確認して、どういった作業をしてもらえるのか理解しておきましょう。また、複数の業者から見積もりを取って、信頼できる業者かどうかを見極めることが大切です。