遺品整理の作業当日に立ち会うメリットや注意点について解説!
故人の遺品を整理するのは、とても大変な作業です。遺族の方々は自分の生活や仕事をこなしながら進めなければならないため、なかなか着手できないでしょう。そこで、遺品を整理してくれる業者に頼む方法があります。今回は、遺品整理の作業当日に立ち会う際のメリットや注意点について解説するので、ぜひ参考にしてください。
遺品整理の立ち会いは必須?
遺品整理の立ち会いは、必須というわけではありません。特に、遺品整理する場所から遠いところに住んでいる方や、直接親族ではない方などは、立ち会わずに遺品整理してもらえるプランがあるのでそちらを利用してください。遺族であっても、どうしても都合がつかない場合は立ち会わなくても遺品整理してもらえるので安心しましょう。
分別や仕分けはしておくべき?
業者に遺品整理を依頼する場合、分別や仕分けは必要ありません。残しておきたいものだけしっかり伝えておけば、あとは業者が全て処理してくれます。業者は遺品整理・処分のプロなので、最初から任せておいた方が業者側の負担が減るケースも。そのままの状態にして依頼することをおすすめします。
立ち会わない場合の遺品整理の流れ
立ち会わずに遺品整理をしてもらう際の流れについて説明します。まず、業者に問い合わせて遺品整理の見積もりをとってもらいましょう。料金の中に何が含まれているかよく確認し、追加料金が発生するケースについても尋ねておいてください。双方納得した場合、そのまま契約に進みます。作業当日は業者が作業開始や作業終了時に連絡してくれるため、受け取れるように準備しておきましょう。
鍵はどうするのか
遺品整理に立ち会わない場合、鍵はどうするのでしょうか。遺品整理してもらう家に誰も住んでいなかったとしても、鍵を開けておくのは不用心ですし、万が一トラブルが起こってしまっては大変です。そこで、鍵を業者に郵送するかキーボックスなどを準備して預けておいてください。遺品整理が終わったら鍵を返却する手配をして作業終了です。
遺品整理の作業当日に立ち会うメリット
遺品整理は立ち会わなくても進みますが、作業当日に立ち会うメリットもあります。遺族の方々が立ち会うことで、故人の遺品を1つずつ確認して要るものと要らないものに分けることが可能です。自分で遺品を仕分けしても、細かい部分までチェックできずに残しておきたかったものを見逃してしまう可能性が考えられます。
そこで、実際に遺品整理当日に立ち会えば残しておくものを自分の目で決められるのです。要らないと思った遺品でも、改めて見ること「残しておきたい」という気持ちが湧いてくるかもしれません。また、遺品整理は人の手で行う作業です。そのため、どんなに業者が慎重に進めても「残しておきたかったものがなくなってしまった」というトラブルが起こる可能性があります。それを防ぐために、自分自身の目で確認しながら遺品整理を進めてください。
故人に思いを馳せるきっかけに
ご家族の方が亡くなられてから葬儀が終わるまでは、非常に多忙であり思い出に浸る時間を確保することが難しくなってしまいます。そこで、遺品整理当日に立ち会うことで、遺品を1つ1つ見て懐かしい気分を味わえるでしょう。家族みんなで訪れて、故人の話をするきっかけも作れます。近所の人が訪れてくれるケースも。悲しい気持ちを懐かしく楽しい思い出で塗り替えてみてはいかがでしょうか。
遺品整理の作業当日に立ち会う際の注意点
遺品整理の当日には、近所・近隣住民の方へあいさつしておきましょう。作業の際には大きな音がたつこともありますし、トラックなどが搬入して道を塞いでしまうことも考えられます。前もって伝えておいて、なるべく迷惑を掛けないようにすることが重要です。
作業範囲はしっかり伝えておく
遺品をすべて整理して欲しいという人もいれば、大部分を業者に任せて細かい部分は自分たちで行いたいという方もいるでしょう。触って欲しくないもの・入って欲しくない部屋はガムテープやビニール袋などで目印をつけておいて、依頼する範囲が分かりやすいようにしておいてください。
終日立ち会わなくてもいい
遺品整理に立ち会うメリットはたくさんありますが、作業中最初から最後までいる必要はありません。ずっと立ち会わなければならないというプレッシャーを感じずに、自分たちの予定にあわせて立ち会いましょう。遺品整理中に何かトラブルがあった場合、業者はきちんと電話で連絡してくれるので安心して任せておくことをおすすめします。
まとめ
遺品整理の立ち会いについて紹介しました。業者に任せておくだけでスムーズに遺品整理が進むため、無理に立ち会う必要はありません。ただ、遺品整理に立ち会うと残しておくべき遺品が見つかったり、故人に思いを馳せたりするなどさまざまなメリットが得られます。終日無理に立ち会わなくてもいいので、時間を見つけて自分たちの目で遺品整理している場を確認してみてください。