遺品整理を自力でやりたい!必要な道具や手続きはある?
核家族化が進む中、遺品整理を専門業者に代行してもらう方が多くなってきています。しかし、大切な人が残した遺品を自分の手で整理したい。そんな方も多いのではないでしょうか?そして自力で遺品整理をするときに必要な道具や手続きにどんなものがあるのか気になると思います。今回は遺品整理を自力で行う際に必要なことをご紹介します。
遺品整理の進め方と作業に必要なもの
遺品整理を進めるにあたって、遺品整理の進め方と作業に必要なものを確認しておきましょう。自力で遺品整理を行うなら、きちんと手順を把握して効率的に進める必要があります。
作業服・手袋・マスクで汚れがつかないように装備する
そして遺品整理はお部屋の掃除と同じで、ホコリが舞い、汚れが服についてしまいます。仕分け作業のときは、汚れてもよい作業服と手袋、そしてマスクをして万全の状態で整理してください。
段ボールとマジックペンで仕分けする
遺品整理を行うときは段ボールを使って、「捨てるもの」と「残すもの」を仕分ける必要があります。そこで段ボールとマジックペンを使い仕分けておけば、後からチェックするのも簡単になります。160サイズを数個と120サイズを多めに用意しておくとよいでしょう。
ドライバー・ペンチ・ハサミ等の分解できる道具で大きなものを分解する
本棚やボックス系を処分する際には、分解してから処分する必要があります。そのためドライバーやペンチ、ハサミなどの分解に便利な道具を用意しておきましょう。
手押し台車で搬出する
仕分けし、家具などを分解した後はそれらを搬出します。その際に手押し車など持ち運びに便利なものを用意しておきましょう。ただ、搬出するとき音が出る場合が多いので、なるべく昼間に搬出するように注意してください。深夜に搬出して近隣住民の方に迷惑がかからないようにしましょう。
ゴミ袋に不要なものを入れて処分する
そして遺品整理すると、さまざまなゴミが出てきます。仕分けするといっても、捨てる際には分別する必要があるので、燃えるゴミや燃えないゴミなど分別できるようにゴミ袋を多めに用意しておくことをおすすめします。
有料サービスの契約解除や税金などの手続きも必要
遺品整理の中で見逃しがちなのが、故人が生前利用していた有料サービスや税金の対応です。ただ、遺品整理をするだけでないため注意して確認しておきましょう。
遺品の中に相続税がかかるものがある
実は遺品の中には、相続税がかかるものがあります。相続税は、財産を相続した人にかかる税金で、財産に限らず5万円を超えるような貴金属や骨董品といた動産も課税対象となります。もし遺品整理の時に発見したら、相続税の申告が必要です。相続財産が3,000万円以上ないと申告の必要はないので該当しない場合もありますが、遺産をしっかり把握しておく必要があるので注意しましょう。
故人が生前に契約していた有料サービスを解約する
故人が生前に契約していた有料サービスの解約をしなければいけません。基本的には相続人に引き継がれるので、相続した人が対応する必要があります。月額サービスの中には、死後や相続に関して言及していないものもあるため、後から未払いの請求が届くこともあるのです。こういったケースを防ぐため、故人がサービスを利用していないかもしっかり確認しておきましょう。
自力でやるのが難しい時はプロに任せよう!
大切な人の遺品だからと行って、必ずしも自力で遺品整理をする必要はありません。自力では難しいこともあります。大切な人だからこそ、プロの手を借りて丁寧に遺品整理を完了させることもよいでしょう。無理に自分の手でやろうとして心身ともに疲れてしまい、疲労困憊で倒れてしまう方も少なくありません。
遺品整理を自力でやるのは想像以上に大変!
遺品整理を自力でやるとしても、なかなか捗らないことが多いです。その理由はいくつかあって、1つは「仕分けができない」こと。何を残して何を捨てるべきかの判断がつかず、時間と考える労力がかかってきます。
2つ目が「処分に躊躇してしまう」ことです。自分のものではなく、故人の思い出の品が多い中、自分で処分することに罪悪感を持ってしまい、捨てられないなんてことも少なくありません。
3つ目が「荷物の運び出し」で、大型家具や家電といった重たい荷物を運ぶには人手が必要になります。多人数で遺品整理ができない場合は、処分するのに苦労してしまいます。
そして最後に「不用品回収日までに整理が間に合わない」ことです。賃貸退去の日程が迫っていたる、不用品回収日までに自分だけで遺品整理をすべて終わらせられないことが多く、自力では難しいです。このように自力で遺品整理するとなると、想像以上に大変ですよね。
遺品整理専門業者に依頼すれば、最短1日で即解決してくれる
これほど大変な遺品整理。自分で整理するとなると、2週間〜1か月くらいかかってしまうのです。ここまで長期的な休みを取れる方も多くないでしょう。しかし、遺品整理専門業者に依頼すると最短で1日、もしくは数時間の立ち会いだけで作業が終わります。
仕分け方や運び出しといった作業の容量も熟知しているプロが対応してくれるので、安心して任せられるだけでなく、作業を素早く終わらせてくれるなんてありがたいですね。残すべきものを残して処分するものを処分してくれるので、非常に効率的に作業してくれます。
みなさん、今回は遺品整理を自力でやる時に把握しておくべき手順や道具、そして注意点をいくつかご紹介しました。自力で遺品せいりを行うには人手だけでなく、有料サービスの解約や相続といった手続きまで忘れず行う必要がありましたね。
1日2日くらいで済むようであれば、時間をとれる方も多いかもしれません。ただ、基本的に2週間から1か月ほどかかってしまうので、もし自力でできるか不安な方は、遺品整理専門業者に依頼してみてはいかがでしょうか?